第1ディビジョン降格プレーオフ決勝入れ替え戦の正式名称は「第1ディビジョン降格プレーオフ決勝」。
ホーム&アウェイの2試合を行い、トータルスコアで勝者を決める。
同点の場合はアウェイゴール2倍ルールが適用され、それでも決まらない場合は延長、更にPK戦という順番で勝敗を決する。
2011/11/ 2 第1ディビジョン降格プレーオフ決勝 第1戦 vs Enköpings SK(A)相手はDiv.1で13位の
Enköpings SK。第1戦はアウェイで観衆5962人。
圧倒的なアウェイながらも、先制したのは
Krokom。
17分、FWセデレクビストが先制ゴール。
しかし、その後は力の差を見せ付けられる展開で27分、40分と失点。
ノレイ・ラモスはこのまま終わっても1点差であり、アウェイゴールも1点奪っており、悪くない結果だと思っていた。
だが選手たちはそうは思っていなかった。
1-2の敗色濃厚で迎えた79分、トップ下に入っていたラーソンがゴール正面30mから強烈なロングシュート。
これが見事に決まって2-2。試合はそのまま引き分けに終わった。
引き分けた上に、アウェイゴール2点。これは大きい。
ホームでの第2戦、1-1の引き分けでもトータルで
Krokomの勝利となる。
負傷のイーガーに変わって左SBにはフェンストレイムが入っているが、第1戦では左サイドを破られるシーンが目立った。
そこで、第2戦ではラーソンを左SBに、トップ下にはMFバーを起用することにした。
2011/11/ 5 第1ディビジョン降格プレーオフ決勝 第2戦 vs Enköpings SK(H)ホームでの第2戦には、メインスタンド、ゴール裏ともにぎっしり埋まる1744人の観衆が集まった。
親善試合でスタンドが満員になることはあった。しかし、それは相手のチームの選手が目当てである。
今日はそうではない。皆、我々の応援のために集まったのである。
「Krokom!Krokom!」の大声援。
その声援にこたえてか、選手たちは一つカテゴリーが上の相手に対し奮起する。
6分、FWセデレクビストが先制ゴール。
25分に同点に追いつかれるが、32分に再びFWセデレクビストがゴール。
シュートは
Krokom9本、
Enköpings SK13本、ボール試合率はは
Enköpings SKが56%という試合だったが残り時間を耐え2-1で勝利。
トータル4-3で、
KrokomのDvi.1への昇格が決まった。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ノレイ・ラモスは目の前の出来事が信じられなかった。
喜ぶスタッフ、満員の観衆に手を振る選手達、何もかもが映画かなにかの出来事のように思えた。
しかし、そこにあるのは現実である。
それを再確認し、ノレイ・ラモスは静かに、しかし力強く拳を握った。
2011/11/ 5 Krokom、第1ディビジョン降格プレーオフ決勝を制する理事会の声
サポーターの声
エースストライカーの談話
FWグレゴーソンはカテゴリーが1つ上がった今季も20ゴールと活躍。
これはリーグ最多得点である。
FWセデレクビストも新加入ながら14ゴール。素晴らしい結果を出した。
何より、この2人が年間を通して怪我をしなかったのか奇跡的である。
最終結果
2011/11/ 7 Krokomリザーブが、リザーブリーググループ1で優勝今季はユースチームも2冠を取っており、全カテゴリーで優秀な結果を出すことが出来た。
今季の平均入場者数は772人。
収入は理事会の資金投入2500万も含めて9400万、支出7700万。
年間の収支は約1700万のプラスとなった。
理事会の資金投入があったとはいえ、年間で収支がプラスになったのは初めてのこと。
負債は累積で7500万に減少。
財務面でも少し光明が見えてきた。
収支グラフ
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